悩めるお母さんへ伝えたい。吃音について
息子は吃音です。吃音は、発達障害の一つ。
脳の問題であり、環境により症状に変化は出ますが、
そもそもの発症した原因では、環境起因ではありません。
区のことばの教室での先生とのお話や、様々な研究からわかっていることです。
客観的に吃音を考える。
その大切さをこの数年で知りました。
私を救ってくれた本の一つです↓
まず、特に子どもの一番近い存在であるお母さんは、
自分を責めないでください。
「私があれしろこれしろって怒ってばかりだったから、
そのストレスが原因なんじゃないの?」
とか、
「下の子にばかり手がかかって放っておいたから」
とかね。
ないない。
息子は吃音歴6年目。
ことばの教室通級歴もかれこれ4年目。
吃音は治りません。ずーっと治りません。
症状も連発→随伴→強めの随伴→気づかないくらい症状無し
など、次から次へと違う症状に変わります。
でも、彼は普通の子と同じく生活し、友達とも遊び、
そしておしゃべりです。すごく。
彼は今、高学年になり、
自分と向き合い吃音をコントロールする小技を身につける途中段階です。
小技は身につかないままかもしれませんし、なにか経験の中でヒントを得るかもしれません。
もしくは、このままでいいやと思えるかもしれません。
思春期、進学など、この先たくさんの山を越えなければなりませんが、
大事なのは、
吃音の仲間がたくさんいることを知っていること
だと思います。
100人に1人吃音であること、
ことばの教室の交流会で近所にこれだけ吃音の仲間がいると知ったこと、
この2点は、彼を楽にしました。
今では交流会では先輩です。
無力な母である私は、
「私にはわかってあげたくてもわかってあげられないから、
なんか困ったことがあったら、ことばの教室の先生に相談しようね。」
と言ってあげることしかできません。
住んでいる区では、ことばの教室は小学生までで、
中学生以降サポートはありません。
しかし、言友会というのが各地にあり、
そこで仲間との交流ができます。
保護者だけの交流会もあるそうです。
自分だけではない。
きっと大丈夫。